社内の枠も国境も
どんな壁でも越えていく。
学び続けるデザイナー。

星 祐太
YUTA HOSHI 2013年入社

表層的なデザインから
機能的なデザインへ。
自分のデザイン力を
ビジネスの世界で試してみたい。

―当社への転職を決めた理由を教えてください。

デザイン事務所にてデザイナーとして
6年ほど経験を積む中、
より多くの業態の空間づくりに
携わりたいと思うようになり、
ディスプレイ業界への転職を決めました。
数あるディスプレイ企業の中でも当社からの
『デザイン力を強化していきたい』という
熱い想いを感じたことが入社のきっかけです。
当時は全国の商業施設に顧客が拡大していく一方、
社内にデザイナーが少なかったため、
自分がデザイナーとして
挑戦できるフィールドが整っていました。
デザイン事務所時代の
表層的なカッコよさを求める価値基準から、
機能的なデザインで
クライアントを事業成功に導くという
頭の切り替えには苦労しましたが、
実際に入社してからはアパレル・飲食・ホテルなど、
様々な業態のデザイン・設計に携わることができ、
日々自分自身の成長を感じています。

お客様との信頼関係を大切にしながら
圧倒的な規模の海外案件で経験を積み上げる。

―特に苦労した案件や
印象に残っている案件は何ですか?

メインクライアントの上海での案件を、
事業部をまたいだ国内チームで対応したことです。
商業施設の企画や環境設計などを行っている
当社の商環境研究所と協同して取り組みました。
総面積700坪3フロアというクライアントにとって
国内外最大規模の店舗となった
この案件で、私はデザインと基本設計を担当しました。
店内だけでなく、外壁のファサードのデザインを含め、
一か月に一度は上海に出張し、
現場を確認しながら日本側で
何度も何度も提案を繰り返します。

装飾的なところでクライアントの出したい
世界観を意識しつつ、
機能的なデザインを通して、
売れる場づくりを提案していく。
まさに千本ノックで半年間提案が続いたときは、
答えのないものを生みだす
デザイナーの孤独を感じました。
そんな中で完成した上海の旗艦店は、
3層で約2000m²にわたって広がる空間と、
上海の人気ブランドとのコラボレーションなどにより
見事に上海市民の心をつかみました。
その功績が評価され、黄浦区優秀店舗賞を受賞。
また2020年、スペースとしても
中国国際室内設計大赛获奖作品展 金賞を
受賞することができました。
私自身も社内外で仕事を評価され、
この案件を皮切りに海外案件を継続して
任せてもらえるようになりました。

デザイン部隊で
0から1を生み出し続ける。

―現在の仕事の内容とやりがいを教えてください。

現在は、SD部(SPACE DESIGN)に所属し、
コンペや専門店の旗艦店など、
0から企画する物件を推進しています。
具体的な業務の流れとしては
お客様のヒアリングや世間の流行を
調べるところから始まり、
デザインが決定したら営業部と協力しながら
見積もりを出します。
SD部はデザインチームなので、
他部署と協力することが大半です。
予算や見積もりを念頭に置きながらも
デザイナーとして譲れないところを
どう伝えていくか。
デザイン事務所時代は
デザイナーとしての直感や感性を
意識していましたが、
今は「なぜこのデザインにしたのか」という
自分の考えを
論理的に伝えることがとても重要だと感じています。
意味のあるデザインを大切にし、
それがお客様への貢献、
ひいては社会への貢献に繋がる事が
この仕事の一番のやりがいです。

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PRIVATE

プライベートでも出張時でも
宿泊するホテルにはこだわりがあります。
写真は研修時に訪れた「Wythe Hotel」。
創ろうとしても創れない雰囲気が良いです。

星 祐太/ YUTA HOSHI

デザイン事務所を経て、
2013年、27歳で東京本部入社。
アパレルなどの専門店の設計を担当。
2年目にメインクライアントの
海外案件を国内チームで対応。
9年目、SD部に所属しアパレル、飲食、ホテルなど
数々のデザイン・設計を手掛ける。
千葉県浦安市出身。
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