磯田 朝香/ TOMOKA ISODA
学生時代に建築設計について学び、2018年に東京本部へ新卒入社。
施工チームでの経験を経て、
2021年より設計チームに所属。
アパレル、コスメ等のデザイン設計業務に従事。
神奈川県横浜市出身。
大学で建築を学びながら、
学生コンペ等に参加するサークルに
所属していました。
大学の先輩にはスペース社員もいますし、
ゼネコンや設計事務所に進む人も多いです。
そんな中、サークル活動や研究室での取り組みを通じて、
私は大きな建物を作るよりも、
小さなスケールでものを考えるほうが
得意だと感じていたので、
内装を選びました。
今は設計をメインにしていますが、
以前は施工管理を担当していました。
施工を理解しているかどうかで
図面の書き方は全然違うなと感じています。
最初から最後まで一貫して携われるのが
スペースの魅力だと思います。
最初の壁は、現場での打ち合わせ内容が
理解できないということでした。
英語で話しているのだろうか?というくらい、
専門用語が何もわからず、
現場監督や職人さんと話す先輩の後ろで
メモを取ることもままなりませんでした。
研修期間に携わっていた物件は、
全てを理解できなくても進んでいくのですが、
初めて私が主担当になった際は
“わからない” の衝撃が大きくて、
これまでは当事者意識が薄かったんだなと
気づかされました。
私が新人だろうと現場では
スペース社員の一人として見られているので、
「今すぐ決めてくれ」と言われて
とても困ったことを覚えています。
当然わからないまま決められないので、
正直にわからないことを伝え、
1つずつ教えてもらいました。
あの頃は大変でしたが、わからないことは
わからないと素直に伝える姿勢は今も大切にしています。
2年程前から、アパレルやコスメの設計を
担当しています。
ブランドごとに目指す空間が異なるため、
その思いに寄り添うのは簡単なことではありませんが、
やりがいを感じています。
ある案件では、青焼きの図面しかなく、
自ら現場に行って、図面を起こす必要がありました。
この案件は、図面を見慣れていない
ビルオーナーと直接やり取りする中で、
クライアントの目指す空間を
共有していくことがとても大変でした。
何度も足を運んで自分で調べて自分で説明して、
そうしているうちに信頼していただき
最後はビルオーナー、クライアントからも
「磯田さんが言うなら大丈夫だね」というお言葉を
いただくことができました。
オープン当日の朝、
開店を楽しみにお客様が並んでいるのを見た際に、
この案件に携われて良かったと思いました。