小泉 由羽/ YU KOIZUMI
学生時代にデザインを学び、2016年、名古屋本部に新卒入社。
アパレルや洋菓子専門店、医療サービスショップや
オフィスの設計デザインを手掛ける。
2022年から飲食チームに異動し、
ベーカリーや料亭のデザイン・設計に従事。
富山県富山市出身。
世の中に残るものを創っていきたい。
―入社を決めたきっかけ教えてください。
大学時代は主にサインデザインやブランディング、グラフィック等を勉強していました。
就職活動では自分がデザインしたものが
世の中に残る仕事がしたいという想いがあったので、
デザイン業界や広告関係など
幅広く採用試験を受けていました。
ディスプレイを最終的に志望した動機は
大学時代の体験からです。
ご縁でカフェ開業プロジェクトに参画した際、
店舗のサインをデザインから制作まで行いました。
何もないところから
一つのお店が出来上がる工程を目の当たりにする中、
部分的なデザインだけではなく、
空間づくり全体に携わりたいと思うようになりました。
中でも担当者が一貫して業務を推進できるという
スペースの働き方に惹かれ、
考えることやものづくりが好きな自分も、
空間づくりに主体的に携わることが出来ると思い、
スペースへの入社を決めました。
できる、できないではない。
やりたいからできるように努力する。
―ご自身の今までのキャリアでの
ターニングポイントはいつですか？
ターニングポイントというには早すぎますが、2年目でインキュベーション案件の
デザインコンペに参加したことです。
設計部の先輩社員とタッグを組んでの参加でしたが、
初めての設計デザインを主担当した案件で、
入社当初より抱いていた、
『設計に携わりたい』という想いが実った経験でした。
また、1年目は先輩の業務のサポートが基本で、
空間づくりにおける工程を部分的に
仕事することが多く、
一連の流れを把握することが難しかったのですが、
このインキュベーション案件では、
お客様のヒアリングから設計・デザイン・施工の
最後に至るまでお客様の想いにこたえながら
制作に取り組むことができました。
コンペということで提案書をまとめ、
お客様にプレゼンテーションをするときは
本当に緊張しましたが、
今の自分の土台となる貴重な経験をさせていただいた
私のターニングポイントです。
→起業のつばさプロジェクト
―ここまでどういった想いで働いてこられましたか?
新人の頃はとにかく早く担当者として一人で物件をまわせるようになりたいと
ずっと思っていました。
チャンスがあれば手を挙げて掴みにいく。
掴んだ先でしっかりと結果を残して、次の仕事に繋げる。
私はその繰り返しの中に今の自分がいると思います。
インキュベーションのコンペが取れた後に、
担当していたお客様のオフィス改装コンペの話が
舞い込んできました。
この時も迷わず「やりたいです、挑戦させてください」と
上司に頼み込みました。
今思うと、若さゆえの勢いもあったかもしれません。
しかし挑戦したいと声をあげた時に、
任せてくれた上司に感謝しています。
このコンペがきっかけで、後に3年半にもわたる
大きなプロジェクトに繋げることが出来ました。
『いいものをつくりたい』という想いの中で、
お客様にとって、エンドユーザーにとって、
ベストを尽くせているのか、常に考えます。
振り返ると、スタートダッシュから現在まで、
負けず嫌いの性格が功を奏して、
諦めずに走り続けてきたように思います。
そして、周りには苦楽を共に過ごしてきた同期が居て、
フォローしてくれる仲間や上司、
こだわりたい気持ちに付き合ってくれる
パートナー企業の方々にいつも助けられています。
周りに恵まれているなと、感謝の気持ちが大きいです。
6年目からの新たな挑戦。
―現在の仕事の内容とやりがいを教えてください。
5年ほど専門店やオフィスの設計をしていたのですが、3年間に及んだオフィスの改装プロジェクトが
紆余曲折を経て 竣工を迎えた時、
大きな達成感を感じると同時に、
これからの働き方や人生設計を
見つめ直そうと思いました。
そして、今のうちに自分のできる事を
もっと増やしておきたいと考え、
今年から食物販を担当しているチームで
設計やデザインをしています。
お客様の業態が変わるだけで、
設備や厨房設計など、
覚える事が一気に増えました。
今は1年生のような気持ちで
日々全力で仕事に向き合っています。
大変なことはたくさんありますが、
空間づくりのその先で、お客様や
店舗のスタッフさん、
さらには空間を訪れるエンドユーザーの方の
笑顔に
出会えることが、私の今の働く原動力になっています。
今後も現状に満足せずに挑戦し続け、
様々なフィールドで
活躍できる人間になっていきたいです。
